JTBと、Kotoznaは、宿泊施設スタッフとゲストをつなぐ、ニューノーマル時代の非接触型多言語コミュニケーションツール「Kotozna In-room」を共同開発し、10月1日から国内の宿泊施設向けに販売することを発表した。
Kotozna In-roomは、多言語同時翻訳チャットツール「kotozna Chat」をベースに新たに開発された、宿泊施設向けコミュニケーションツール。
宿泊客はアプリをダウンロードする必要なく、スマートフォンでQRコードを読み込むだけで、施設案内や周辺観光情報などが自分の言語で表示され、施設内のどこからでもスタッフと母国語同士でチャットができるという。
よくある質問にはチャットボットが自動返答することも可能。
ゲストサービス、施設内で利用できるクーポンなど10テーマ・60項目のメニューが提供可能なうえ、施設のニーズに合わせ、対応項目をカスタマイズできるとのことだ。
同サービスの導入により、宿泊施設スタッフとゲスト間のバーチャルでのコミュニケーションを強化することで、「非対面」「非接触」「ソーシャルディスタンス」「3密回避」、並びに「多言語対応」「業務効率化」「売り上げ拡大」を同時に実現するとしている。
今後、アンケートや内線機能、館内混雑状況の確認機能の拡充により、更なる宿泊客の利便性向上と宿泊事業者の業務効率化をめざすとともに、外部サイトとの連携による周辺エリア活性化、旅マエから旅ナカ、旅アトに至るまで旅行に関わる全ての場面で、宿泊施設スタッフとゲストとのコミュニケーションをサポートするツールとして機能革新を行っていくとのことだ。
まずは関西2府4県に所在する契約宿泊施設に対して販売を行い、順次全国へ拡大していく方針を示している。