アシックスは、事業活動での使用電力を100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)化することを目指す企業で構成される、国際的な環境イニシアチブ「RE100」に加盟したと発表した。
同イニチアチブへの加盟に基づき、同社グループは2050年までに電力を100%再エネ化することを目指すとしている。
「RE100」は、国際環境NGO「The Climate Group」が国際環境NPO「CDP」と共同で運営する国際的な環境イニシアチブ。
情報技術や自動車製造など多様な分野のグローバル企業が加盟しており、2050年までに企業が自らの事業の使用電力を100%太陽光・風力・水力・バイオマス・地熱などの再エネで賄うことが目標として設定されている。
同社は、2030年までに事業所での再エネ比率を60%以上に拡大することを目標に掲げており、すでに世界本社(日本・神戸)、欧州本社(オランダ・ホーフトドルプ)、アシックススポーツ工学研究所(日本・神戸)では再エネ化100%を達成しているという。
今後は、同社グループ全体での再エネ化100%に向け、国内外すべての事業所や店舗における再エネ化を推進していくとのことだ。
また、同社は2019年に、2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることを目指し、産業革命前からの気温上昇を1.5℃未満に抑えるための科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標を設定することを表明。
現在、2030年に向けた温室効果ガス排出量削減目標を設定しており、事業所における温室効果ガス排出量を、2015年比38%削減することを目指しているとのことだ。
アシックスは、今後も引き続き、事業のあらゆる場面でサステナビリティに配慮した取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。