ノボ ノルディスクは、同社が直接取引をする全てのサプライヤーが2030年までに100%再生可能エネルギーに基づく製品供給に移行するという意欲的な目標を発表した。
同社は今後この目標達成に向けて、既存サプライヤーと新規サプライヤーを含む全てのサプライヤーと協働する。
この計画は、国際連合ならびにニューヨーク市と共同で9月21日から9月27日まで開催される「クライメート・ウィーク(気候週間)NYC」に関連して発表されるという。
この取り組みは、環境への影響をゼロにするという最終的な目標を掲げて2019年4月に始まったノボ ノルディスクの環境戦略「Circular for Zero -循環型ビジネスで環境負荷ゼロを実現する-」の次なる段階にあたる。
ノボ ノルディスクの総CO2排出量の大半はサプライチェーンに起因しているため、再生可能エネルギーに関するサプライヤーとの取り組みは、同社の環境戦略を達成する上で不可欠な要素となっている。
この目標を達成すると、ノボ ノルディスクはサプライチェーンに由来する温室効果ガスを少なくとも30万トン削減することができるという。
ノボ ノルディスクは既に2030年までに事業活動および輸送によるCO2排出量ゼロの達成に向けて取り組んでおり、2020年には、全生産拠点において100%再生可能エネルギーを調達するという目標を達成している。
ノボ ノルディスク 社長兼最高経営責任者(CEO)であるラース フルアーガー ヨルゲンセンは、以下のように述べている。
「環境への影響ゼロを目指す我々の目標は、真に持続可能な企業になるという当社の大望の礎となっています。
この目標を達成するには、自社組織の先を見据え、複数のセクターを跨いだサプライヤーと協働し再生可能エネルギーへの移行を加速する必要があります。
当社は、企業セクター全体の他企業もこれらの取り組みの恩恵に浴することを願っています。この新たな目標の達成がかかっている当社サプライヤーの尽力に敬意を表します。」
同社は今後、目標を達成するためサプライヤーと協働しながら、事業活動を通じて再生可能エネルギーの組み込みから学んだ知見をサプライヤーと共有するとのことだ。