ゆうちょ銀行は、VISA デビット・プリペイドカード mijica(以下、mijica カード)の送金機能(おくって mijica)を使った不正送金による被害について発表した。

同社は、こうした事態を招いたことに対して、利用者へ謝罪。また、被害にあったすべてのユーザーに対して全額保証を可及的速やかに行うとしている。

なお、9月16日20時45分からすべてのmijicaカードの送金機能を停止。今後同様の被害が発生することはないとしている。

事案の概要は以下。

2020年8月から9月にかけて、計3回mijicaカードの送金機能を不正に利用し、複数のユーザーのmijicaカードから不正利用者(3名)のmijicaカードに送金・利用された事案が発生。

ユーザーからの申し出を受け、調査を行い、被害者のmijicaカードおよび不正利用者の mijicaカードを都度、速やかに停止したという。

被害状況は、54名、3,322,000円であるとし、8月8日に4名、9月6日に7名、9月15日に43名が被害にあっているとのことだ。

また、不正送金の手口に関しては、現在、調査・分析中であるとしている。

同社は、対応として、被害にあったユーザーに対し全額補償。また、個別に電話し、被害の内容および補償の実施について説明しているとのことだ。