アクセンチュアの子会社であるアクセンチュア連邦サービス(以下、AFS)は、米空軍ERPシステムに向けた、クラウドベースの共通基盤構築の契約を締結したことを発表した。
AFSは、既存のITインフラストラクチャを管理しながら、空軍の財務管理、人事、給与計算などのERP機能を搭載するクラウド基盤の構築を支援するという。ERPシステムの柔軟性を向上させつつ、不要なインフラや汎用サービスを削減し、さらにIT環境全体のセキュリティも強化。
契約金額は、5年間で最大8,950万米ドルが見込まれているとのことだ。
アクセンチュアでは、民間企業から公共セクターまで、幅広いユーザーに対し、複雑なERPシステムの統合を支援。米空軍においても、防衛企業会計および管理システム(DEAMS)プログラムと人事給与システム刷新を支援するという。
AFSの防衛部門担当副局長であるSusan Lawrence(スーザン・ローレンス)氏は、「このプロジェクトは、空軍のビジネス慣行を最新化させ、隊員とその家族への支援を強化するものです。空軍が革新的なソリューションと効率的なシステムを導入することで、ミッションにより集中できるよう支援できることを光栄に思います。」とコメントしている。
なお、アクセンチュアの連邦事業は、すべてのキャビネットレベルの部門と30の最大の連邦組織にサービスを提供している。
AFSは、クライアントである防衛および諜報機関、公安、民間、軍の健康組織の変革を大胆なアイデアで支援しているとのことだ。