ソニーは、黒鳥社のコンテンツ・ディレクター若林恵と次世代のクリエイターの育成を推進する 「Sony Creators Gate」の取り組みとして、ニューノーマル時代に新たな価値を生み出すクリエイターたちの深層思考に迫る三者対話ライブ「trialog vol.10 -クリエイターと社会のディスタンス-」を、完全オンライン で開催することを発表した。
今回の trialog では、これからの時代に向けてプロトタイプに挑むクリエイターと、新しい価値を生み出そうとしているソニ ーのプロジェクトや事業に関わるキーパーソンが、 “クリエイターと社会のディスタンス”というテーマで、4 つのセッションを通して議論するという。
開催日時は、10月10日19:00~23:00。
4セッションは以下となっている。
1.エッセンシャルとは何か
2.クリエイターをどうエンパワーメントするか
3.クリエイターのアクション
4.クリエイターとデジタルプレイス
SESSION 1
Essential|エッセンシャルとは何か
コロナ禍において盛んに叫ばれた不要不急という言葉。身の回りのことの価値が推し測られ、場合によっては切り捨てられる困難な社会状況を経て、暮らしにおけるエッセンシャルとは何かを考える。生活の中で欠くことができないこととは一体何なのか。それはどのように主張されるべきか。どんな形で支えられるべきか。医療従事者をインターネットで支えるエムスリーの山根有紀子、政府の自粛要請に対する助成を求めた署名活動 #SaveOurSpaceの発起人yahyelの篠田ミルと共に語り合う。
SESSION 2(選択式セッション)
Empowerment|クリエイターをどうエンパワーメントするか
クリエイティブ世界のエコシステムを考えるにあたって、プラットフォーマーとクリエイターの関係性は非常に重要だ。両者はいかに相互に刺激し、クリエイティブを拡張できるだろうか。世界中を熱狂させる「プレイステーション」プラットフォームで多様なゲームクリエイターと関係性を築いてきた吉田修平と世界を舞台に進化し続けるゲームクリエイターの水口哲也と共に、プラットフォーマーとクリエイターの関係性、さらにゲームというメディアが何をエンパワーメントできるのか、その可能性を探っていく。
SESSION 3(選択式セッション)
Action|クリエイターのアクション
コロナ渦で改めて問い直されることとなった、社会における「文化」や「クリエイティブ」の役割。様々な衝突・軋轢が溢れる社会において、クリエイターにしか紡げない言葉・表現とは一体なんなのか。DJ・ソングライターとして国内外で活躍しながら、アーティストのブッキング、イベント制作など幅広い分野で活躍するYonYonと、trialog共同企画者の若林恵がクリエイターのアクションについて再考する。
SESSION 4
Digital Place|クリエイターとデジタルプレイス
デジタル空間での参加型コンテンツが注目を集めている。ニューノーマル時代において、リアル空間が著しく制限を受ける中、デジタル空間のコンテンツは今後どのように進化し、どのような体験・価値が考えられるのか。クリエイターにとってはどのような場になっていくのか。ポルトガル発のクリエイティブコミュニティ「Trojan Horse Was Unicorn」ファウンダーのアンドレ・ルイス、デジタルアーティストとしてPERIMETRON、millennium paradeにて活動している神戸雄平、エンハンス代表の水口哲也がクリエイターとデジタル空間の今後について考える。
当日は、Sony-Storeis 公式 Twitter アカウントとtrialog 公式 Twitter アカウントにて、イベントの模様をライブ配信する予定とのことだ。
また、新たな試みとしてセッション2、セッション3は同時に行われるセッションのうち一つを選択して視聴する形式をとり、完全オンラインならではの体験を提供するとしている。