複合現実を活用した「未来の音声ガイド」 施設向けに提供開始へ

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GATARIは、9月18日、Mixed Reality音声ARプラットフォーム「Auris」のプロトタイプ版を一般の文化施設や観光・エンターテイメント施設向けに提供開始したと発表した。

Mixed Realityとは複合現実で、リアル空間とデジタル空間を融合し、現実と仮想的な物事がリアルタイムで影響し合う新たな空間を構築する技術全般のこと。

Aurisは、リアル空間にゲームエンジンを適用することで、現実世界にいながらゲームのようにインタラクティブな音響体験ができるiOSアプリケーション。

特定の場所に置かれた音声をまるでそこに音源があるかのように臨場感のある立体音響で体験することを可能にするという。

GPSに依存しない位置測位技術を用いることで、施設や観光地などの屋内外を問わず、設備に一切干渉しない没入音声の体験型展示を実現するとのことだ。

施設や地域への導入メリットとして、非接触・多言語対応といった施設・観光地のニーズに応えながら、今までにない音響エンターテインメントを付加することで、“未来の音声ガイド”の役割を果たすことが期待されている。

また、ユーザーがどこにいるかという情報から、イヤホンから流れる音声の内容を一人ひとり制御しており、パーソナルで没入感のある体験を可能にするとしている。

同社は今後、年内での「Auris」正式版リリースを目指すとともに、観光地・博物館・美術館・商業施設・ホテル・アミューズメントパークなど、さまざまな施設への導入や、コンテンツとのコラボレーションを視野に入れ、引き続きプロダクト開発およびマーケットの拡大に取り組んでいく方針を示している。

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