JFEグループは、2020年を気候変動対応推進の節目の年と位置付け、同社グループとしてのCO₂削減目標を掲げることを決定したと発表した。
同グループは、地球規模の気候変動問題の解決を重要ESG課題の一つと位置付け、これら社会問題の解決と同社グループの持続的かつ安定的な成長による企業価値の向上に取り組んでいる。
今回決定した目標は、グループのCO₂排出量の大部分を占める鉄鋼事業において、2030年度のCO₂排出量を2013年度比で20%以上削減することを目指すという。
また、日本鉄鋼連盟の低炭素社会実行計画には、これまで同様、主体的に参画していくとのことだ。
個社として可能な限りのCO₂排出削減を実現するため、新たにJFEスチール社長直轄のプロジェクトチームを立ち上げ、CO₂関連の諸課題への対策方針を策定し、既存技術や革新的技術等を最大限に活用した実現可能なCO₂削減シナリオを検討していくとしている。
エンジニアリング事業においては、廃棄物やバイオマスによる発電、太陽光・地熱発電などの再生可能エネルギー事業により年間約400万トンのCO₂削減に貢献しており、この取り組みをさらに拡大していく。
また、顧客の拠点を一括管理する体制を構築しており、エネルギー消費実態を分析することにより、エネルギー最適化を実現しています。今後も、事業活動を通じて、社会全体のCO₂削減に貢献することを目指していくとしている。