株式会社御用聞きは、新型コロナウイルス対応に関連する3つの試行実施を介護業界向けに開始すると発表した。

御用聞きと住友商事は、介護人材の定着支援サービス「kaigo FIKA」(カイゴ フィーカ)の本格事業化に向け、実証実験を開始する。

同サービスは、介護人材の定着を支援する人材育成ワークショップ。

オンライン上にリラックスした空間を構築し、コミュニケーションが不足しがちな介護職員同士のチームアップを促進する。

ワークショップの内容はデータ分析し、浮かび上がった課題を可視化するとともに、将来は施設運営者のマネジメント支援や「プロフィッカー制度」(中堅介護職員への副業支援)を展開し、介護業界に特化したチームビルディングプラットフォームの構築を目指す。

御用聞きは有料老人ホームへのサービス提供(レクリエーション・リモート買い物代行)の実績・経験を活かし、有料老人ホーム向けオンラインレクリエーションの開発提供を試行実施する。

それに伴い「OLC」(オンラインレクリエーション介護士)の資格プログラムを開発し、三幸学園 東京未来大学福祉保育専門学校と連携をとり、一部授業へOLCプログラム導入検証を行う。

OLC資格プログラム開発に関しては株式会社M2ホールディングスと協働にて開発するとのことだ。

御用聞きは訪問サービス(福祉活動)を支援する休憩所づくり「ふくしの休けいじょ」を西東京市内で行う。

休憩所ではトイレ・フリースペースの提供、水分補給・備品支給(マスク・消毒液など)するとしている。

試行実施は西東京市内5カ所で予定しているとのことだ。