凸版印刷は、オンライン展示会の開催ニーズに応えるべく、オンラインブースの構築や来場者管理、オンライン商談、ウェビナー配信やアンケート調査など、オンライン展示会の開催に必要なさまざまな機能をカスタマイズして利用できるプラットフォーム「V-MESSE(ブイメッセ)」を開発したと発表した。
V-MESSEは、Web上に展示会場を構築し、会場を借りるイメージでオンライン展示会を実施可能である。
オンライン展示会の必要機能がパッケージ化されており、利用企業はイベントの企画に集中できるという。また、共通のID「V-MESSE ID」で会場へのログインが可能であるため、来場者の方は一度「V-MESSE ID」を取得すれば、同じIDでほかの展示会にも参加可能とのことだ。
また、イベント感を演出する360度VR展示ブースの構築も可能であるという。
既存のショールームを活用した360度VR展示ブースの製作はもちろん、CGテンプレートから必要パーツを選択するイージーオーダー型の展示ブース構築など、利用用途やコストに応じたVR展示ブース製作を支援。
さらに、展示会では必須となるウェビナーやオンライン商談など、顧客コミュニケーションを実現する機能をオンライン展示会と同一のプラットフォーム上に搭載しており、オンライン展示会参加者のオペレーション負荷を軽減するとのことだ。
その他にも、凸版印刷が提供する電子カタログ閲覧サービス「iCata(アイカタ)」と連携が可能。iCata利用企業は、掲載コンテンツを「V-MESSE」内で簡単に利用でき、スムーズにオンライン展示会を開催できる。iCata上で告知もでき、さらなる集客効果も見込めるとしている。
なお、来場者配布用資料や配信映像などのコンテンツ企画・制作、ウェビナーのスタジオ手配、装飾ツール制作、配信映像の撮影などは、同社で対応可能。
オンライン展示会実施に必要なプラットフォーム提供とコンテンツ制作、双方をトータルで支援するとのことだ。
凸版印刷は、オンライン展示会プラットフォーム「V-MESSE」を新型コロナウイルス感染拡大により、中止となった展示会の代替として、幅広い業界に向けて展開していく方針であるという。
また、オンライン展示会と連携したイベントやプロモーション支援、EC連携の物販支援、個別IDログ分析と絡めたマーケティング施策などで参加企業をトータル支援していくとのことだ。