Uberがドライバータブレットにおいて、横型画面を導入したと発表した。

Uberは、タクシー会社と提携し、乗客はスマホから簡単にタクシーを呼ぶことができる。これは、Uberドライバーアプリがタクシーに直接配置されていることで実現しているという。

しかし、日本のタクシー運転手は60歳以上であることが多く、スマートフォンを使用したことがないという人も少なくなく、一部のドライバーから「アプリが使いにくい」とのフィードバックを受けていたとのことだ。

ドライバーにとって、小さな文字やボタンなどは、アプリの操作を困難にしており、この問題は、高齢ドライバーならではであり、同時に日本特有の問題であったとしている。

今回、新たなアプリの開発にはおよそ8か月を要し、同社は、乗務員へのヒアリングを実施。新しいデザインがどうあるべきか意見を求め、デザインを決定した後、サンフランシスコのエンジニアリングチームと緊密に協力し、最終的なアプリへと開発を進めたとのことだ。

なお、変更点は以下となる。

  • 縦型から横型へ表示の向きを変更
    ほとんどのタクシー乗務員はUberの利用にはタブレットを使用している。このため、地図をより見やすくできるようアプリの向きを変更したという。
  • 大きな文字とボタン
    熟練ドライバーの中には、小さな文字や小さなボタンの操作に不慣れな人も少なからずいることを受け、乗務員が使いやすいように、これらを大きくしたとのことだ。
  • 乗客の情報を画面右側に常に表示
    これにより、乗務員が行わなければならない操作(乗車の開始など)を行うために、画面をタップしなければならない回数を減少させたとしている。
  • 支払い方法を常に表示
    乗務員は、乗客が現金で支払うか、アプリ内で支払うかを簡単に確認できるという。

今回の改善により、乗務員からのフィードバックでは、大きいボタンと文字サイズが高く評価されているとのことだ。

また、乗客が現金での支払いかどうかがすぐにわかるため、支払い方法がすぐにわかる点も評価されているとしている。