日本電気(以下、NEC)、大林組、日本産業パートナーズ、ジャパンインベストメントアドバイザー、伊藤忠テクノソリューションズ、および東京大学協創プラットフォーム開発が運営するオープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合は、事業会社、金融会社、アカデミアの連携により共創型R&Dから新事業を創出する新会社「BIRD INITIATIVE(以下、BIRD)」を設立し、10月から事業を開始することを発表した。

BIRDは、課題や技術を産官学で持ち寄り研究開発を行う「共創型R&D」という新たな研究開発の仕組みを推進し、デジタル技術に関連する研究開発及び受託研究、コンサルティング、投資などの事業を行うという。

事業開始時は応用研究開発において、国立研究開発法人 産業技術総合研究所や国立研究開発法人理化学研究所とNECのAI研究連携を通じて得られた先進AI技術を活用して、ユーザーの漠然とした課題を明確化するコンサルティングサービスとユーザーと設定した課題を解くための研究開発の実施やその検証環境を準備するプロトタイプ開発サービスを提供していくとのことだ。

これらにより、研究テーマ設定・チーム組成、研究開発、事業化(ローンチ)準備を行い、最速の課題解決の実現と新規事業の創出に取り組むとしている。