ローソンは、ポプラとの間で「ポプラ」、「生活彩家」、「スリーエイト」ブランドで営業している460店舗のうち、140店舗を「ローソン・ポプラ」もしくは「ローソン」ブランドへ転換し運営すること等に関する共同事業契約を締結したと発表した。

140店舗のうち126店舗については、9月10日付けで設立されたポプラの100%子会社「ポプラリテール」がローソンのメガフランチャイジーとして店舗のチェーン展開を行うという。

また、残りの14店舗については、ローソンのフランチャイズ店舗もしくは直営店とする予定であるとのことだ。

コンビニエンスストア業界を取り巻く環境が大きく変化する中で、ローソンとポプラは、2014年12月8日に資本業務提携を締結。原材料、商品等の共同仕入れ、物流インフラの相互活用等の取組みを推進してきた。

また、2016年8月4日に店舗レベルでの業務提携においてローソン・ポプラダブルブランド店舗の本格的展開に向けて、山陰地区事業に係る共同運営契約を締結。

これに基づき山陰地区のポプラ店舗のうち51店舗をローソン・ポプラブランドに転換し、山陰地区の地域生活インフラとしてのコンビニエンスストアに対する社会的要請に応えるとともに、両社が持つ店舗インフラ・配送インフラの段階的な共通化を促進してきたという。

今後、さらに効率的な店舗運営体制を整備し、それぞれの強みを活かした地域密着型のコンビニエンスストアを展開していく為、ローソン・ポプラやローソンブランドへの転換を拡大していくとのことだ。

なお、共同事業契約の主な内容は以下のとおり。

  1. ローソンは、 ポプラが「ポプラ」「生活彩家」「スリーエイト」ブランドで営業している店舗のうち、140店舗に係るコンビニエンスストア事業に帰属する店舗資産および権利義務(賃貸借契約等)の一部を会社分割(簡易吸収分割)により承継。
  2. ポプラは、上記の140店舗のうち、126店舗に係るコンビニエンスストア事業に帰属する権利義務(フランチャイズ契約等)の一部を会社分割(簡易吸収分割)によりポプラの100%子会社として設立するポプラリテールに承継。
  3. ポプラリテールとローソンとの間で、「ローソン・ポプラ」もしくは「ローソン」店舗のチェーン展開に関するメガフランチャイズ契約を締結。
    ポプラリテールがローソンのメガフランチャイジーとして、ポプラ加盟店の同意の上、126店舗を2021年3月から2021年6月にかけて順次「ローソン・ポプラ」もしくは「ローソン」ブランド店舗に転換。
  4. 14店舗については、ポプラ加盟店の同意の上、ローソンのフランチャイズ店舗もしくは直営店とする