「HANEDA INNOVATION CITY」本格稼働 先端技術×日本文化による新産業を発信

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羽田みらい開発が、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)において、天空橋駅に直結する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(略称:HICity(エイチ・アイ・シティ)。以下、HICity)の2020年開業エリアを9月18日より本格稼働することを発表した。

HICityは、羽田みらい開発と大田区が官民連携で開発する、「先端」と「文化」の2つをコア産業とする街。

先端モビリティセンター、水素ステーション、先端医療研究センター、研究開発ラボ、会議研修センター、ライブホール、体験型商業施設、アート&テクノロジーセンター、交流・連携施設、足湯スカイデッキなどの施設をはじめ、「先端」と「文化」をテーマとした新業態や日本初の店舗が集積し、世界をリードする国際産業拠点になるという。

また、共用空間であるイノベーションコリドーでは人工知能(AI)を用いた自動選曲によるBGM、日本庭園の配植をモチーフにした植栽、花札の絵柄をベースとしたデザインに現代アートの要素を加えた、四季折々の音を奏でる花燈籠を整備。訪問者に先端技術の驚きや日本文化の美しさを提供するとしている。

さらにアートイベントの開催・連携、アーティストによる制作物の展示・設置など、芸術文化創作活動の場や、最新の研究をギャラリー展示するなど、情報発信・学びの場を提供し、積極的な人材育成と交流の促進および、新たな体験や価値を創造・発信する未来志向のまちづくりを推進するとのことだ。

また、9月18日以降はスマートシティに関する取り組みとして、モビリティやロボティクスなどの実証実験を開始。自律走行バス、自動運転車いすなどの先端モビリティや、遠隔での操作とコミュニケーションが可能なアバターロボットなどを導入し、先端技術の早期実装に向けた各種取り組みを行っていくとのことだ。

なお、羽田みらい開発が幹事を務める「羽田第1ゾーンスマートシティ推進協議会」は国土交通省スマートシティモデル事業において「先行モデルプロジェクト」として採択されており、国内で初めてスマートシティにおいて自律走行バスを恒常的に導入し、施設内循環バスとして運行するなど、先進的技術の実証・実装を積極的に行っていくとしている。

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