LIFULLが提供する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」は、「不動産アーカイブ」および「住まいインデックス」にて、不動産ポータルサイトで初となる暮らしやすさの観点から物件周辺の徒歩圏内の環境を評価したスコア「Walkability Index(ウォーカビリティーインデックス)」を提供開始すると発表した。

Walkability Indexでは、物件周辺環境を把握することで、住み替え後の暮らしをイメージしながら物件探しが可能になる。
これにより、ユーザーがこれまで候補に入れにくかった土地勘のないエリアの物件も検討しやすくなり、今までよりも住まいの選択肢が広がり希望の住まいが見つかる可能性が高まるという。
米国では2007年から「WalkScore」と呼ばれる住宅の周辺環境を客観的に評価する指標が開発され、不動産情報サイトに公開されるようになったが、日本には同様の指標がないという。
そこで、日建設計総合研究所と東京大学空間情報科学研究センターが共同で研究開発を進めているのが、日本版WalkScoreであるWalkability Indexとなる。
この指標は、ゼンリン提供の各種データ及び都市に関するオープンデータを用いて居住環境の利便性を算出しているという。
今回、日建設計総合研究所・東京大学空間情報科学研究センター・ゼンリン・LIFULLが提携し、1都4県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城)の物件ページに「Walkability Index」を掲載する。
また、不動産アーカイブ、ではこの指標の有用性を確認するためA/Bテストを用いて検証を行うとのことだ。
同社は、今回の検証を通してWalkability Indexが住まい探しのニュースタンダード指標となるようブラッシュアップを進め、あらゆる人がより良い暮らしを実現し、不動産流通が活性化する世界を目指していくとしている。