セコムは、9月21日の「敬老の日」を前に20代以上男女を対象に、「老後の不安に関する意識調査」を実施し、その結果を発表した。
調査結果は以下になる。
- 8割以上が「老後の不安を感じる」と回答
- 老後の不安の理由は1位「病気・ケガ」2位「経済的な負担」3位「介護」
- 半数以上が老後に備えた対策をしていないと回答
- 家族や配偶者の認知症に対する不安は56.0%と、自分(48.2%)を上回る結果に
8割以上が「老後の不安を感じる」と回答
意識調査対象者に「老後の不安を感じるか」を聞いたところ「感じる、または感じた(35.2%)」「どちらかといえば感じる、または感じた(48.6%)」の合計が83.8%と、8割以上が不安を抱えている結果となった。
また、性年代別でみると、女性50代が90.0%と、最も不安を抱えていることが明らかになったという。
老後の不安の理由は1位「病気・ケガ」2位「経済的な負担」3位「介護」
次に、老後の不安を感じる人の中で、「具体的に不安を感じること」を聞いたところ、2年連続で1位は「病気やケガなどの健康不安(77.1%)」となり、昨年の72.2%から微増したという。
次いで2位「経済的な負担に関する不安(71.6%)」、3位「介護に関する不安(48.4%)」となった。
複数回答で不安を感じていることは「病気やケガなどの健康不安」が1位ですが、最も不安を感じることの回答は「経済的な負担に関する不安(48.2%)」がトップになったという。
半数以上が老後に備えた対策をしていないと回答
続いて、「老後に備えた対策の有無」を聞いたところ、半数以上が「対策をしていない(53.2%)」と回答。
対策をしない理由は、「具体的にどのような対策をすればよいかわからないから(57.1%)」が昨年に引き続き1位となった。
一方、対策をしている人にその内容を聞いたところ、「貯蓄する(61.5%)」が昨年の54.2%から大幅に増えて1位となった。
家族や配偶者の認知症に対する不安は56.0%と、自分(48.2%)を上回る結果に
認知症に対して不安を感じるか、自分と家族・配偶者について聞いたところ、家族・配偶者に対する不安は「感じる、または感じた(20.0%)」「どちらかといえば感じる、または感じた(36.0%)」と計56.0%が懸念しており、昨年同様、自分(48.2%)よりも家族を心配していることが明らかとなった。
認知症になった場合にとる行動を聞いたところ、自分、家族ともに半数以上が「病院に通い、認知症の進行を遅らせる」と回答した。
【調査概要】
調査期間 : 2020年6月23日~24日
対象 : 全国男女500名
(20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60歳以上/男女各50名)
方法 : インターネットによるアンケート回答方式
- <参照元>
- セコム『「老後の不安に関する意識調査」』