丸紅は、国内全単体事業所における購入電力を2021年度より実質CO₂フリー化することを発表した。

また同時に、国内連結子会社の購入電力のCO₂フリー化も推進していくという。

CO₂フリー化については、電力小売事業を行う100%子会社の丸紅新電力(以下、丸紅新電力)を活用し、2021年に移転予定の新本社ビル向けに、丸紅グループが保有する環境にやさしい水力・バイオマス・太陽光発電所や、有効活用の必要性が高まっている卒FIT太陽光、長野県・新潟県の公営水力発電所の電力が供給されるとのことだ。

同社は、これらの取り組みを中心に、事業活動に伴い発生するエネルギー由来の直接・間接温室効果ガス排出量を、連結ベースで2030年度までに2018年度対比にて25%削減する目標を示している。

削減状況は定期的に開示するとともに、パリ協定目標に整合したより高い削減率の実現に向けて目標値を高めていくべく、継続的に検討が実施される。

丸紅グループは、今後も気候変動対策に貢献する取組みをグループ全体で促進していくとしている。