ファミマ、2020年8月のレジ袋辞退率発表 7月に続き77%に

ファミリーマートが、同社の2020年8月のレジ袋辞退率について、7月に続き77%となったことを発表した。

現状のレジ袋辞退率が今後も続いた場合、ファミリーマート全体におけるレジ袋の削減枚数は、2019年度実績対比で年間約23億枚となる見込みであるという。

また、レジ袋を辞退した利用者へのインセンティブ企画として7月から実施している「ファミマエコスタンプ」では、2020年8月末までの累計で約1,200万個のエコスタンプを贈与したとのことだ。

ファミマエコスタンプは、買物の際に、ファミリーマートのバーコード決済機能付きアプリ「ファミペイ」を提示して、レジ袋を辞退するとスタンプが贈与。スタンプ30個で特典クーポンと交換ができるという。

クーポンの内容や対象商品は定期的に変更。9月29日からは、対象商品に「コカ・コーラ い・ろ・は・す 天然水555ml」が登場するとのことだ。

同社は、「ファミマecoビジョン2050」を掲げ、プラスチック対応に取り組んでいる。具体的には、以下の取り組みを実施。

  1. 温室効果ガスの削減:店舗運営に伴うCO2排出量(1店舗当たり)
    -省エネ型機器の導入により、店舗の電気使用量を抑制し、CO2排出を削減。
  2. プラスチック対策:オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合
    -容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を推進。
    なお、レジ袋等の用度品を含めた環境配慮型素材割合は2030年度までに70%の水準を目指す。
  3. 食品ロスの削減
    -商品の発注精度の向上や容器包装の改良等によるロングライフ化を進めることで、食品ロスの削減を推進。
    なお、発生した食品廃棄物は、食品リサイクルループなどの取り組みにより資源の有効活用につなげていく。

今後も、ファミリーマートでは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、サステナビリティ活動を一層進化させることで、社会とともに持続的な成長を実現していくとしている。

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