関西電力および関電パワーテックは、メドコパワー社との間で、インドネシアにおけるガス火力発電事業および運転保守事業分野の持続的な開発を目的とした戦略的提携に関する合意書を、9月4日に締結したと発表した。
メドコパワー社は、インドネシアの大手総合エネルギー会社であるメドコエナジーインターナショナル社の電力部門を担う主要なグループ会社として、積極的に発電所の開発を行う電力デベロッパーであり、現在同国内の18か所で総発電容量約330万kWを超える発電事業および運転保守事業を運営している。
また、関西電力グループが海外の電力デベロッパーと戦略的提携関係を結ぶことは、初めての取組みだという。
同提携に基づき、3社は新たな合弁会社を設立。
関西電力グループの最新鋭のガス火力発電事業に関する知見とメドコパワー社のインドネシアにおける開発知見を融合することで、3社の強みを最大限発揮し、同国におけるガス火力発電事業および運転保守事業を積極的に展開していくとのことだ。
関西電力および関電パワーテックは、同提携をインドネシアにおいて持続的な成長を図るプラットフォームと位置づけ、これまでに培った技術力や経験を活用し、経済成長に伴って、今後も電力需要の堅調な伸びが見込まれる同国における高度なインフラの構築に貢献していくとしている。
また、関西電力グループは中期経営計画に基づき、海外事業を重要な収益の柱とするため、今後も積極的に海外電力事業の拡大に取り組み、飛躍的な成長を目指すとのことだ。