Facebookが、11月3日の米大統領選に向けた複数の対策について発表した。

同社のCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、大統領選の投票を奨励し、人々を信頼できる情報に結び付け、選挙後の混乱のリスクを軽減することにより、米国の選挙の完全性を確保するために、取るべき追加の措置項目を自身のFacebook上で投稿している。

以下がその内容となる。

  • FacebookとInstagramのニュースフィードのトップに選挙に関する正しい情報を集めた「Voting Information Center(投票情報センター)」を選挙当日まで配置。
    -メールで投票する方法に関するビデオチュートリアルおよび各個人の州での登録と投票の締め切りについての情報を表示。
  • 選挙の前の週に新しい政治広告を受け入れることはない。
    -投票日(11月3日)の1週間前から、Facebook上への新たな政治広告の掲載を停止。
    -なお、10月27日までの掲載された広告については、そのまま掲載するとのこと。
  • 投票に関する誤った情報を削除するため、選挙関係者との仕事を延長。
    -すでに州選挙当局と提携し、過去72時間の投票条件についての誤った主張を特定・削除しているが、今回の選挙においては、早期投票があるため、期間を延長するとしている。
  • Messengerでの転送を制限し誤報や有害なコンテンツが拡散されるリスクを減らす。
    -選挙に関する情報はまだシェアできるが、一度にメッセージを送信できるチャットの数は制限。
    -同機能は、すでにWhatsAppで実践しており、多くの国で誤報が拡散しない効果的な方法であることを確認したという。
  • 投票者抑制政策を拡大し、投票の機会を失ってしまう可能性がある投票方法についての明示的な誤解を既に削除。
    -例として、「選挙の日から3日後までメール投票で送信することができます」といった内容は誤報である、など。
  • 投票と新型コロナウイルス感染症に関する明らかな偽情報を含むフェイク投稿を削除。
    -投票に参加すると新型コロナウイルスに感染するというような主張をする投稿を削除するという。また、新型コロナに関する信頼できるページへのリンクを添付。
  • ロイターと国政選挙プールと提携し、選挙結果に関する公認情報を提供。
    投票情報センターに表示し、アクセスしやすいように、結果が出たら積極的に通知するという。