Amazon、「Alexa for Residential」をローンチ 今秋には米国全土にアパートを複数オープン

Amazonは、Alexa for Residentialを立ち上げたことを発表した。

これは、不動産管理者が建物全体でAlexaに搭載されたスマートホームエクスペリエンスを簡単に設定、管理できるようにする新しいサービス。

Alexa for Residentialは、アカウントやデバイスの設定を必要とせずに、すぐに使用できるAlexa搭載のスマートアパートメント。

入居した瞬間から、住人は自分のアパートのスマートホーム機能を制御し、タイマーやアラームを設定し、天気やニュースなどをユニット内のEchoデバイスからすべて音声だけで取得できるという。

居住者がAmazonアカウントを持っている場合、簡単にリンクして、友達や家族に電話をかけたり、音楽のプレイリストを聴いたりする機能など、Alexaのすべての機能にアクセスできるとしている。

また、住宅管理者は、Alexa for Residentialを使用して、音声対応スマートアパートとコミュニティの需要の増加に対応できる。

以前は、マンションに音声対応エクスペリエンスをインストールすることは、複数のデバイスを一度にリセットまたは管理する方法がなかったため、時間とコストがかかったが、Alexa for Residentialを使用すると、プロパティマネージャーは、居住者が引っ越したときにリモートでデバイスをデフォルト設定にリセットが可能。

なお、Alexaとスマートホームとの統合はそのまま維持できるという。

IOTAS、STRATIS IoT、Sentient Property Servicesは、スマートホームインテグレーターとして初めて「Alexa」をレジデンシャルに採用。

今秋、米国全土にスマートアパートメント住宅を複数オープンする予定であるとのことだ。

Amazon Alexaのスマートプロパティ責任者であるLiron Torres氏は、「Alexa for Residentialは、スマートホームの枠を超えています。また、プロパティマネージャーは、プロパティの設備やカスタムサービスに関する情報を含む、居住者にカスタムの音声体験を提供することができる」とコメント。

続けて「IOTAS、STRATIS IoT、Sentient Property Servicesとチームを組んで興奮しています。開始し、この経験を米国中のより多くのアパート住宅に拡大することを楽しみにしています」と述べている。

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