ウェザーニューズは、スマートフォンアプリ「ウェザーニュース」にて、台風10号に伴う暴風・大雨によって現在地周辺で想定される被害の可能性を、一覧で確認することができる『あなたのエリアの被害予測』および、予想される停電エリアをマップに表示する『停電リスク予測』の配信を開始した。

あなたのエリアの被害予測では、台風に伴う暴風・大雨による身の回りの具体的な被害の可能性を一覧で確認できるという。

スマートフォンの位置情報から、ユーザーの現在地で停電が発生する可能性や家屋への影響(窓ガラスや家屋の破損、床下/床上浸水など)、徒歩移動の際の飛来物による怪我や道路冠水の可能性、車移動における車両の横転や車の浸水のおそれなどを一覧で表示。

なお、被害予測は、浸水想定区域・低位地帯などの地形情報と、これまでにウェザーニュースのユーザーから寄せられた台風被害報告、そして今後の気象予測に基づき、ウェザーニューズが独自に分析、作成したものとのことだ。

一方、停電リスク予測では、台風に伴う暴風によって停電が発生する可能性のあるエリアをマップで表示。

予想される風速に応じて「注意(黄色)」「警戒(赤色)」の2ランクで色分けし、現在地周辺の停電の可能性をひと目で確認することができ、マップのズームも自由自在で、職場や実家周辺の停電リスクも確認可能。

停電リスク予測は過去の台風(2018年に大阪に大きな被害をもたらした台風21号や、2019年千葉に被害をもたらした台風15号を含む)の接近時に、ウェザーニュースのユーザーから寄せられた停電報告と、気象観測機の風速データの相関関係を分析した結果を元に予測を計算しているとしている。

同社は、過去最強クラスで奄美や九州に接近するおそれのある台風10号による被害を最小限とするために、同サービス配信開始に至ったとした上で、「飛ばされやすい物を片付けるなどの対策や、非常持ち出し袋の中身の確認、必要な備品などの購入などは、本日中に終わらせるようにしてください。」と呼びかけている。