SGホールディングスグループの佐川急便は、「Otemachi One」全館の館内物流管理業務を開始したと発表した。
同物件は、大手町エリアにおける最大級の複合施設として2月に竣工。地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅と直結しており、JR東京駅も徒歩圏内となっている。館内はオフィスフロア、多目的ホール、約30の商業施設の他、「フォーシーズンズホテル東京大手町」(Otemachi Oneタワー34~39階)などで構成されているという。
佐川急便を中心としたSGホールディングスグループ各社による先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®」は、この丸の内・大手町エリアの大規模再開発の中核である同物件の館内物流管理業務を受託、2月の竣工とともに業務を開始し、9月より全館でサービスを提供している。
佐川急便の館内物流システムは、納品など施設を出入りする「人・物・車・情報の一元管理」を可能とし、入館許可制によるセキュリティの向上や物流導線の安定、施設保全につなげる。
合わせて、入館する車両台数を最適化することによって、周辺道路の混雑の緩和や、待機車両の減少によるCO2排出量低減など、地域社会の課題解決やSDGs(持続可能な開発目標)の達成にも寄与しているという。
また、フォーシーズンズホテル東京大手町の利用者は、佐川急便の多様な物流サービスを利用することで、ビジネスや観光などあらゆるシーンで手回りも軽くなり、利便性が高まるとしている。
同社はこれからもOtemachi Oneをさらに快適に利用できるよう、最適な物流サービスを提供するとのことだ。