JALとNECが、デジタル技術を活用したニューノーマル時代の安全で安心な旅の実現に向けた協業を開始したことを発表した。
今回は、NECが2019年1月から南紀白浜エアポートなどと南紀白浜で行っている「IoTおもてなしサービス実証」にJALが参画し、映像分析や生体認証を活用した実証実験を実施する。
JALはこの取り組みによって、待ち時間を感じさせないストレスフリーな旅行体験の提供を、NECは生体認証データを活用して安全で快適な旅行体験の実現を目指していくという。
具体的には、南紀白浜空港における、笑顔写真撮影サイネージと手荷物待ち時間可視化サイネージ、羽田空港における顔認証による手ぶら決済の実証実験を予定。
顔認証による手ぶら決済は、すでに南紀白浜地区で実施しているもの。JALUXエアポートが運営する空港店舗「BLUE SKY」の22番ゲートショップにて、「IoTおもてなしサービス実証」に登録している決済情報をもとに、搭乗前に財布代わりに「顔」で買い物をすることが可能となる。
なお羽田空港での顔認証決済は初めての取り組みになるとのことだ。
JALとNECは、今後もデジタルを活用した技術の検証をさらに進め、安全で安心な旅行体験を実現していくとしている。