NTTデータ関西は、中央省庁や地方自治体向けに、窓口業務を総合的にサポートする「行政総合サービスモールe-tum」(クラウド型SaaS)を提供開始すると発表した。
2009年からNTTデータ関西が提供している「電子申請サービス」は、全国26都道府県、約700の地方公共団体で活用されているインターネットで行政手続を行えるサービスで、手続作成の容易さや電子署名、電子収納など幅広い手続に対応しており、住民が利用している。
同サービスは、次に示すラインナップで提供しており、行政は自団体のニーズに合わせて、必要なサービスを組み合わせて利用できるとともに、クラウド型サービスの特長として、最短3カ月で導入できるメリットがあるという。
「電子申請サービス e-tumo APPLY」
行政職員が自ら簡単に作成できる「手続様式作成機能」により、オンライン対象業務を順次拡大できるという。
「粗大ごみ受付サービスe-tumo ECOLIFE」
粗大ごみの収集の予約だけでなく、持ち込みごみの搬入の予約も可能です。持ち込みごみの搬入の予約を行うことにより、クリーンセンタ近隣の渋滞を回避できるとともに、搬入に係る待ち時間を短縮できる。
「汎用予約サービス e-tumo RESERVE」
窓口を訪問する際の場所と日時をインターネットで予約できるサービスで、予め、相談内容の登録も可能。これにより、窓口の混雑の緩和につながるとともに、相談業務の効率化も図れ、待ち時間と相談時間の双方を短縮できるという。
「個人番号カード交付予約・管理サービス e-tumoMYNUM」
個人番号カードの普及促進に役立つサースです。交付時だけでなく、更新時や申請時の予約も可能となるよう機能強化を図っている。また、多岐にわたるカード交付に関わる管理業務を効率的に運用できる機能を実現しているという。
「バックオフィス連携サービス e-tumo CONVERSION
オンライン申請データを業務システムに連携するための最適な形式に簡単に編集・加工できる新たなサービス。A-OCRを活用して紙申請情報をデジタルデータに変換する機能も備えている。
同社は、住民と行政を繋ぐ窓口業務全般を網羅し、かつ既存業務システムとの連携までをカバーするサービスを行政総合サービスモールetumoとして提供することで、新たな生活様式に対応した行政フロント業務の実現をサポートしていくとしている。