JR東日本は、2021年春より、山手線など首都圏の路線で終電時刻を繰り上げることを発表した。

今回のダイヤ改正では、主に東京100km圏の各路線において終電時刻の繰り上げなどを実施するという。

具体的には、直近の利用状況を踏まえつつ、終電から初電までの間隔(列車間合い)を240分程度確保することを念頭に、各方面への終電時刻の繰り上げ(現行より30分程度繰り上げて、終着駅の到着時刻を概ね1時頃とする)を行う。また、一部線区では、初電時刻の繰り下げも行うとのことだ。

終電の繰り上げなどにあたっては、混雑による「3密」の回避に十分に配慮。金曜日などは、必要により、終電前に臨時列車の増発も行うという。

同社は、朝の通勤時間帯を含め、このほかの時間帯についても利用状況を踏まえてダイヤの見直しを実施し、今後、線区ごとの具体的なダイヤ設定について調整を進めていくとのことだ。