米Googleは2日、米国国立科学財団(NSF)とのパートナーシップにより、Human-AI相互作用およびコラボレーションのための国立AI研究所の設立を発表した。

Googleは、研究所をサポートするために500万ドルの資金を提供するとのことだ。

また、研究所の研究者や教育者がAIの分野で知識や進歩を進める際に、AIの専門知識、研究コラボレーション、クラウドサポートも提供。

研究によると、人間とAIシステムが一緒に動作することで、どちらかが単独で行動するよりも賢い決定を下すことができることが明らかになったという。

人とAIシステムは互いに形を成し、社会的利益のためにAIの可能性を実現するためには、人間とAIの積極的かつ生産的な相互作用とコラボレーションが重要だとしている。

Googleは過去数年間、この分野の研究を進めており、人間とコンピュータの相互作用と視覚化に関する数百の研究論文を発表しているとのことだ。

今回、NSFとの提携により発表した研究所は、人とAIの間のさまざまな相互作用モード(音声、書き言葉、視覚、ジェスチャーなど)とこれらの相互作用をより効果的にする方法に関する学際的な研究をサポートしていく方針を示している。

なお、すべての研究成果は、分野の知識と進歩を進めるために公開される。

同社は「私たちは、革新とテクノロジーのリーダーシップを促進するための継続的な取り組みにおいてNSFと提携できることを誇りに思っており、多くの素晴らしい創造的なアイデアをサポートすることを楽しみにしています。」とコメントしている。