電通と電通デジタルは、「Dentsu Digital Transformation診断」のサービス提供を開始すると発表した。

デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を推進する企業に対し、事業全体のDX課題を抽出・数値化。

市場内での自社の相対的なポジションを把握して、マーケティングDX課題に沿ったソリューションを診断結果に基づき提案し、推進を加速化・支援するという。

昨今デジタル化が進む社会において、企業のDX推進が加速しているが、DXのカバーする領域は非常に広く、多くの企業が優先して取り掛かる領域が分からないなどの課題を抱えているという実態があるという。

電通が実施した独自の調査「マーケティングDX調査2020」では、生活者を中心に捉えデータドリブンで顧客体験を提供・アップデートしている企業、つまり、生活者中心のマーケティングDXを推進している企業が成果を上げている傾向があることが判明しているという。

電通および電通デジタルはこの調査結果に着目。企業のマーケティングDXにおける課題を可視化し、自社が取り組むべきアジェンダは何か、どう解決していくのかを明らかにすることを目的に同診断サービスを開発したとのことだ。

このサービスでは、4領域(顧客体験、システム、データ・人材、組織・業務)の各種ヒアリングを通じて、3視点(ビジョン、顧客志向性、DX進捗度)において偏差値化をし、DX課題と生活者インサイトを結び付ける形で、マーケティングDXの具体的な課題解決ソリューションを提案していくという。