JTBは、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(以下、JPF)とともに、学校とNGOをつなぎ、探究学習をサポートするプロジェクト、17 GOALs PROJECTをスタートしたことを発表した。
現在、世界的な行動指針として示されているSDGs(持続可能な開発目標)は、教育界において子供たちに伝え、考えさせるべき学習テーマとして注目されている。
しかし、教室の中や教科書上の学びでは、その問題の大きさ、深刻さを十分に伝えきれず、現実感の欠如に大きな課題を抱えているという。
そして今回、学校行事や探究学習を通じて、21世紀を生き抜くために求められる資質・能力を育むことをサポートしたいJTBと、国内外における自然災害による被災者、紛争による難民に対し、迅速で効果的な緊急人道支援を実施するためのプラットフォームであるJPFが同プロジェクトを共同で運営することとなったという。
同プロジェクトの目的は以下の2つ。
- 加盟NGO(2020年8月現在44団体)の国内外での活動の内容を広く日本の中学生・高校生に認知してもらうこと
- リアリティーある学びの場を提供することで学校が抱える課題と社会課題の双方の解決を目指すこと
JTBの教育事業担当者が、担当する学校に同プロジェクトを紹介、参加を希望する学校には、JPFを通じて、その学校の興味のあるテーマに合わせた加盟NGOをマッチングする。
JTB担当者は、学校行事と共に、同プロジェクトの講義やワークショップをアレンジすることで、探究学習をサポートし、JPF賛助企業からの講演なども予定しているという。
また、同プロジェクトに参加する学校には、キックオフとして、JPF顧問・関西学院大学教授、村尾信尚氏をはじめとした有識者を学校に招いての基調講演が行われるとのことだ。
なお、同プロジェクトの参加費については、JTBが担当する旅行行事の代金のうち1%にあたる金額を学校がJPFへ寄付し、活動費として充当されていくという。