Hondaは、取り巻く市場環境の変化や、多様化する顧客ニーズに対応すべく、全国のHonda Cars(ホンダ カーズ)に、QRコード決済を導入したと発表した。

PayPayや楽天ペイなどのQRコード決済を全国の販売店で一斉導入したのは業界として初めてとのことだ。

キャッシュレス決済市場は、さまざまな支払い方法が存在し、その利便性の高さから近年拡大を続けている。既にコンビニエンスストアなどでの少額決済を中心に、QRコード決済は一般的になりつつあるが、今後はより多様な決済の場面でも利用が加速していくと考えられるとのことだ。

これまでHonda Carsでは、Hondaがカード会社と提携して発行するクレジットカード「Honda Cカード」、その他各種クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済が利用可能であった。

今回、全国のHonda CarsにQRコード決済を一斉導入したことで、決済の利便性が向上し、多様なキャッシュレス支払いの中から利用者が好みの決済方法を選択することが可能になったとしている。

また、同時に、「現金の受け渡しを避けたい」、「支払い時のやり取りを手短に済ませたい」といった、コロナ禍における新たな決済ニーズにも対応するとのことだ。

なお、今回導入されるQRコード決済は以下。

PayPay、楽天ペイ(アプリ決済)、LINE Pay、d払い、メルペイ、au PAY、Alipay、WeChat Pay、銀行Pay(ゆうちょPay・はまPayなどの銀行Pay参加金融機関が展開するQRコード決済サービス)

同社は、今後もユーザーのニーズの多様化や社会の変化に迅速に対応し、期待を超える営業・サービスの提供を目指すとしている。