日立ソリューションズは、毎年開催している社員を対象としたダイバーシティイベントとして、「ダイバーシティ講演会2020」を8月17日に開始したと発表した。
今年度は「新常態(ニューノーマル)への扉をひらく」をテーマに、新常態での新しい生き方、働き方について考える機会としたという。
自社で勤務する約9割の社員が在宅勤務で業務を行う中、講演会をすべてWebにて配信する一方で、チャットによる質疑応答などによって、参加者にとって一体感を感じられるイベントをめざすとのことだ。
イベントは、9月9日まで以下の3回を実施し、以降も順次実施していく予定としている。
・講演 「新常態(ニューノーマル)下でのダイバーシティ進化」:8/17(月)
講演者:立命館アジア太平洋大学 学長 出口 治明氏
概要:新常態でどう働き、どう生きるのか、そして日本のこれからについて、またその中でのダイバーシティ&インクルージョンの重要性について、人生100年時代と言われる現代における生き方を自ら実践する出口氏とともに、多くの社員が考える場になったという。
・講演 「テレワーク標準時代のチームワークと働き方改革」:8/18(火)
講演者:クロスリバー 代表取締役社長 CEO/元マイクロソフト業務執行役員Office責任者 越川 慎司氏
概要:豊富なコンサルティングから得た具体的事例や、「週休3日」での企業経営という新常態での働き方の先駆者としてのノウハウを紹介され、新しい働き方、チームワークの在り方について理解を深める機会になったという。
・講演 「ポジティブリーダーシップセミナー ~職場にWell-being(一人ひとりの幸せと生きがい)を~」:9/9(水)
講演者:ビジネスコンサルタント 大塚 規男氏
概要:個人や社会を繁栄させるような強みや長所を科学的に検証し、通常の人生をより充実させることを目的とする心理学の一分野である「ポジティブ心理学」の考え方をもとに、「成功するから幸せ」ではなく、「幸せだから成功する」という、まずは自分自身が自律的に幸福になることで組織が成功する方法を学ぶ。
同社は、「一人ひとりの多様な視点を生かす企業文化の定着」を目標に、「多様性の理解」、「新しい働き方推進」、「組織カルチャーの変革」の実現のため、ダイバーシティ活動を推進している。
2020年度は、一人ひとりが持つ職歴などの「経験」、女性・LGBTなどの「属性」、育児・介護などの「事情」の3つの多様性を社員が生かし、ダイバーシティ&インクルージョンを実現することで、イノベーションの創出を目指すとのことだ。