JTBグループのSIT(Special Interest Tour/目的型旅行)に特化したJTBガイアレックは、日本とマレーシアをオンラインでつないで行う就業体験プログラムを発売すると発表した。
同プログラムでは旅行業の視点から「社会課題に対する関心と教養」、「コミュニケーション能力」、「問題解決力」などの国際的素養を身に着け、将来さまざまなグローバルシーンで活躍する人材育成を後押しすることを目的としている。
プログラムはJTBマレーシア・クアラルンプール支店とオンラインでつなぎ、実際に現地スタッフが行っている業務をアレンジした各種ワークショップを行う。
マレーシア政府観光局を招いたセッションでは、マレーシアの旅行に関する最新情報を聞くことができる。通常、旅行会社スタッフによるプログラムだけで完結するものも多いなか、官民双方の視点で旅行について知ることができる貴重な機会とのことだ。
プログラム参加中にはマレーシアからの訪日ツアーの行程表を作成。実際に考えたツアーはJTBマレーシアの現地スタッフと英語でコミュニケーションをとりながら、より良い旅になるようにディスカッションするという。
今回同社は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により海外渡航が制限される状況下で「グローバルな体験をしたい人たちを前向きに応援できるすべはないだろうか」と考えた結果、世界に広がるJTBグループのネットワークを活かしたオンラインによる就業体験プログラムの発売に至ったとのことだ。