KDDI、日本航空、東日本旅客鉄道、ウェザーニューズ、Terra Droneは、東京都 の公募 に対して、「東京都におけるドローン物流プラットフォーム社会実装~ドローンを活用したまちづくり~」 を提案し、採択されたと発表した。

同プロジェクトでは、医薬品配送や駅周辺施設の活用を中心としたドローン物流サービスのビジネスモデルを検討・フィールド実証を行い、ビジネスモデルの収益性向上を検証する。

具体的には、緊急時や災害時を想定し、メディセオの拠点から聖路加国際病院に向けた医療用医薬品配送を実施し、既存物流の代替または新たな手段としてドローンを実装する。ドローンによる即時輸送、非接触による医薬品配送により、医療技術や公衆衛生向上に寄与するとのことだ。

また、駅周辺施設において、飲食店から周辺オフィスなどへドローンを活用したデリバリーサービスの実証および巡回警備などにおけるドローン活用の実証を検討するとのことだ。

ドローンの利活用促進のための環境整備や技術開発は近年着実に進みつつあり、政府の成長戦略や官民協議会の定めるロードマップにおいても、2022年度を目途に有人地帯でのドローンの目視外飛行を可能にすることが目標として掲げられている。

東京都は有人地帯での目視外飛行の実現を機に、ドローンを活用した物流ビジネスなど、空の産業革命に対応する新たなビジネスの社会実装を目指すため、ドローン関連のビジネスモデル構築を2021年度までの2カ年度で支援するという。

同プロジェクトにおいても、医薬品物流領域および駅周辺の物流領域をメインとする輸送サービスの検証を実施し、社会実装に向けたドローン配送の効果的な運用オペレーションの構築を目指すとのことだ。