ウシオと東芝、紫外線除菌・ウイルス抑制装置の共同開発へ

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ウシオ電機(以下、ウシオ)と東芝ライテックは、有人環境下で使用できるウシオの222nm紫外線殺菌技術を用いた「Care222™光源モジュール」を搭載した紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発することに合意した。

あわせて「Care222™光源モジュール」を用いて自動車および鉄道車両に搭載する装置や一般照明器具の開発に関して業務提携することに合意したことを発表した。

両社は今回の提携によって、自家用車や通学バス、満員電車内などの交通・移動空間での新型コロナウイルスをはじめとしたウイルスや細菌への感染リスク低減、学校やオフィス、商業施設など公共空間でのパンデミック防止など、安心・安全な環境づくりに貢献する商品・サービスの提供を目指していくとしている。

Care222™は、人や動物の皮膚や目に安全でありながら、紫外線本来のウイルス不活化・殺菌能力を保持した新しい紫外線光源。

ウシオのエキシマランプに特殊な光学フィルタを組み合わせることで人体に安全な紫外線のみを照射。

これにより、有人環境下においてウイルスや細菌の付着が疑われる空間や環境表面(建材や器具、衣服など)に直接照射して、ウイルス不活化・殺菌を可能にしたという。

共に「光」を軸に事業を展開している両社は、未だ収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大の防止に向け、それぞれの光技術を融合させることで安心・安全な空間・環境を光で実現すべく今回の業務提携に至ったとのことだ。

今後両社は、自動車・鉄道車両向け紫外線除菌・ウイルス抑制装置を共同開発するとともに、ウシオは自社のCare222™光源モジュールを東芝ライテックに供給開始し、東芝ライテックはそれを自社の照明器具に組み込み、ウイルス抑制・除菌+照明という新しいコンセプトの商品やサービスを開発していく方針だ。

なお開発した商品は、2021年1月からの販売を目指すとしている。

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