ペイパルは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって影響を受けている中小企業をサポートすることを目的とした取り組み「#SupportLocal」プロジェクトを日本でも開始したと発表した。

同取り組みは、シンガポール、インド、メキシコ、ブラジルにおいても展開しており、日本においては、難局を乗り切るために新しい挑戦や工夫を続ける中小企業の事例を写真や動画と共に、特設Webサイト上で紹介する。

新型コロナウイルスの世界的感染拡大によって、多くの企業は日々の売り上げなどに大きな影響を受けている。

このような難局において、それを乗り越えるための様々な技術やアイディアを取り入れていくことが必要とし、同サイトでは、中小企業が乗り越えるために実施している実例として、次のようなエピソードを紹介しているという。

● 「ノーザンテイラー」(オーダーメイド専門店): 外出自粛中の札幌から届いたのはワイシャツ生地のマスクだった。

● 「合同会社まっかなほんと」(無農薬りんご農家): 無農薬りんごや加工品の販売強化にデジタル。対馬正人氏の挑戦は始まったばかり。

● 「bebemeshi for family」(無添加離乳食ブランド): こだわり食材の無添加離乳食。自粛期間にもECサイトの売り上げは伸びた。

● 「la peau de gem」(化粧品、衣料関連の小売卸業): 状況は日々変化、しかしピンチはチャンスに変える。

なお、同プロジェクトは新型コロナウイルス感染症によって影響を受けているペイパル利用事業者への支援策の一環で、同社はこれまでにもチャージバック手数料の免除や売り手保護制度の対象拡大を実施してきた。

ペイパルは、社会の一員としてこの困難な状況を乗り切ることができるよう、これからもオンライン決済・体験の側面からユーザーの支援を行っていくとしている。