日産自動車(以下、日産)および、日産の販売会社である日産大阪販売(以下、日産大阪)、日産のグループ会社である日産車体(以下、日産車体)とオートワークス京都は、「NV350キャラバン」に特別な架装を施した「新型コロナウイルス感染症、軽症患者搬送車」を、日産グループから大阪府へ無償で貸与すると発表した。
今回の取り組みは、6月に大阪を拠点とする日産の販売会社、日産大阪販売が、大阪府と「安全・安心」「健康・働き方改革」、「環境」、「子ども・福祉」、「地域活性化」、「府政のPR」の6分野にわたる連携と協働を促進する包括連携協定を締結したことに基づくものとのことだ。
日産グループは、新型コロナウイルス対策の一環として「新型コロナウイルス感染症、軽症患者搬送車」1台を貸与。車両の作製は、日産のグループ会社である日産車体とオートワークス京都が行ったという。
この「新型コロナウイルス感染症、軽症患者搬送車」は、日産車体生産の「NV350キャラバン」に、以下の飛沫感染を抑制する特別な架装を施している。
- 患者の乗る後部座席とドライバー席のある前列を隔てるパーテーションパネルを設置
- 後部座席側には換気扇を設置することで、運転席側への空気の流入を防止
- 後席と運転席をつなぐインターホンを設置し、安全な患者と搬送スタッフのコミュニケーションを実現
日産グループは、引き続き、政府や自治体の要請に基づき、関係者と連携し、新型コロナウイルス感染拡大の防止に努めていくとしている。