NTTテクノクロスは、NTT研究所の高精度音声認識AIを搭載し、会議などの議事録作成を効率化する「SpeechRec Plus for Meeting(スピーチレック プラス フォー ミーティング)」を8月31日から販売すると発表した。
音声認識技術の発展により、議事録作成の効率化に対する期待は高まっている。しかし、会議には長い会話や専門用語が含まれるなど、音声認識技術を活用した会議の議事録作成には課題もあるのが現状であるという。
NTTテクノクロスは、NTT研究所の世界最高レベルの音声認識AIをベースに開発した高精度音声認識ソフトウェア「SpeechRec」を議事録作成に最適化し、長い発話や専門用語の自動書き起こしを可能にすることで、議事録作成の効率化を実現するとしている。
今回発表されたSpeechRec Plus for Meetingでは、NTTメディアインテリジェンス研究所が開発した音声認識AIを搭載し、約1,000万の語彙に対しても高速かつ高精度の音声認識が可能になる。
また、会議における膨大な例文を学習し、文脈の理解が難しい長時間の会議音声にも柔軟に対応するとのことだ。
さらに、各業界における単語辞書や発話例などを学習した音声認識モデルをオプションでカスタマイズすることにより、専門用語が多く話される会議にも対応可能に。一般的な音声認識モデルだけでなく、地方議会や金融分野などの音声認識モデルもそろえているという。
その他にも、管理機能により、ユーザーごとに音声データの登録・編集・閲覧権限を設定できる。これにより、一部にしか公開できない会議などの議事録作成にも適しているとしている。
SpeechRec Plus for Meetingは、クラウド版が初期登録料15万円、利用料は月額12万円から。オンプレ版は、構築費15万円から、ライセンス料が月額12万円から(原則6か月以上)となっている。
なお、価格に関しては、構成やアカウント数によって変わるとのことだ。