SGホールディングスグループでロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクスは、2020年7月からSpace Share Service(スペースシェアサービス:倉庫スペースやマテハン機器を顧客同士でシェアするサービス)を一部地域でトライアル運用していたが、8月20日より全国展開を開始したと発表した。

近年、社会環境の変化に伴い、販売チャネルの多様化を目的にEC市場への参入を検討する人が増えているという。それに伴い、物流事業者へのニーズも多様化する中、マテハン機器導入などの初期投資を抑え、物流作業をアウトソースしたいという声が多く上がっているとのことだ。

そこで同社は、未稼働時間の倉庫スペース、マテハン機器を有効活用したオーダーメイドのシェアリングサービスを開始。

佐川グローバルロジスティクスが保有する倉庫約80拠点、総床面積約15万坪を対象に、既存の顧客が使用していない時間・期間にマテハン機器なども一緒にシェアすることを、希望する顧客に最適なソリューションを提案し、多様なニーズに対応するという。

同社は、今後も顧客の多様なニーズに合わせた最適なソリューションを提案し、ともに進化するベストパートナーを目指すとしている。