パナソニックは、撮影現場と制作をシームレスに繋ぐをIoTクラウドプラットフォーム「Media Bridge(メディア・ブリッジ)」を発売すると発表した。
同サービスでは、撮影機器からライブ収録・配信・機器監視・コンテンツ管理をリモート化し、メディアレスな環境を提供する。
主な特徴としては、クラウド上から撮影機材のステータス(状態・位置情報など)確認・制御を行うことができ、YouTube、Facebookなどへのストリーミング配信、ファイル転送、ストリーミング収録などのリモート操作が可能となっている。
また、パナソニックのカメラレコーダー、リモートカメラ(AW-UE100W/K)、または他社製ネットワーク対応カメラ、そしてスマートフォンなどの撮影機材からの映像入力に対応。ファイル転送においてライブに近い映像転送を可能にするニアライブ転送機能装備している。
加えて、放送業務用、高画質低ビットレートファイルからMXFファイル(P2HD)、高画質4Kファイルまで対応しており、P2HDシリーズ・CXシリーズカメラレコーダーから自動転送された収録ファイルのアーカイブが可能とのことだ。
パナソニックの映像クラウドソリューションは、高いセキュリティや映像品質が求められる放送業界で、運用実績を積んできた。この運用実績で培った技術をベースに、リモートカメラ(AW-UE100W/K)等のストリーミング機器の制御/監視を追加、ストリーミング素材のファイル化機能も導入し、撮影素材をクラウド上へ統合管理可能なサービスを構築したという。
現在の撮影現場では、現場での密を回避するための省人化、導入/運用コストの軽減などの課題が挙げられるが、Media Bridgeを導入することにより、コンテンツや機材の管理をクラウド上からリモートで行えるため、これらの課題を解決できるとしている。