NTTドコモ、金沢市、JR西日本は、金沢21世紀美術館(以下、21世紀美術館)を舞台に、インターネットを通じて全国から参加可能な新体感アートプロジェクションマッピング「5G Projection Art @金沢 21 世紀美術館」を8月28日に開催すると発表した。
同イベントでは、VRアーティストのせきぐちあいみ氏がVR空間上に描く3Dアートを、リアルタイムに21世紀美術館の建物に投影するとともに、会場全体を360度カメラなどで撮影し、その模様が全国にライブ配信される。
また、スマートフォンなどから投稿したメッセージも21世紀美術館に投影されるため、現地を訪れなくとも、遠隔から参加できる、Withコロナ時代に対応した新体感プロジェクションマッピングになっているという。
なお、せきぐちあいみ氏がステージで描いた3Dアート映像の伝送および、イベント模様の360度ライブ配信においては、5Gを利用することで、リアルタイムな大容量データのやり取りを実現するとのことだ。
3者は、2019年9月に「5G等の高度ICT技術を活用した地域資源の共創に関する連携協定」を締結し、5Gなどを活用した地域の魅力づくりに取り組んできた。
昨今の新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、新たな生活様式が求められる中、同イベントでは、21世紀美術館と新体感アートを自宅などから楽しめる機会を創り出すことで、With コロナ時代の新たな金沢の楽しみ方を提案するとしている。
3者は、今後も先進技術を用いた地域資源の共創を通じて、5G時代・Withコロナ時代における新たな地方創生の可能性を模索するとのことだ。