DeNA SOMPO Mobilityが提供するカーシェアサービス「Anyca(エニカ)」は、共同使用契約の枠組みを活用し、法人が所有する車両のカーシェアを可能にする実証実験を8月より本格的に開始し、2021年3月まで実施すると発表した。

Anycaはこれまで個人間同士のカーシェアリングを行ってきたが、法人の中にも遊休資産を活用したいというニーズや、最近では新型コロナウイルスの影響で、利用頻度が落ちた車両などをシェアしてクルマの維持費を軽減したいというニーズがある。

そこで、そのような要望に応えるために、一定の条件を設けることで、共同使用契約の範囲内で法人がカーシェアを可能とする、実証実験を本格的に開始し、2021年3月まで実施するという。

法人所有の車両を共同使用でカーシェアできるようにするため、クローズドな実証実験を2019年11月から開始し、現在では60台以上の法人所有の車両が登録されている。

8月からはオープンな募集を行い本格的に開始。法人所有の車両においても、遊休資産を活用したい、新型コロナウイルスの影響で、利用頻度が落ちた車両などをシェアしてクルマの維持費を軽減しつつ、地域住民との関係性を築きたいというニーズが一定数あり登録台数は増えているという。

さらに、既存のクルマを活用できるというカーシェアの仕組みに着目し、自治体や地域の地場の企業が持つクルマを、通常業務で使用していない時間帯に、地域住民の生活の足として活用できるよう取り組みを行うべく、全国から先進的なカーシェア活用に取り組んでもらえる自治体や地場企業を募集するとのことだ。