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アリババ決算発表、売上高34%増 デジタル化加速により好調

アリババグループ・ホールディング・リミテッドは8月20日、4-6月期(2021会計年度第1四半期)の決算を発表した。

当期は、中国小売事業及びクラウドコンピューティング事業の売上が好調に推移したことで、グループ全体の売上高は前年同期比34%増の1,537.51億元(約2兆3,063億円)に達したという。

コアコマース事業の売上高が前年同期比34%増の1,333.18億元(約1兆9,998億円)で、そのうち中国小売事業の売上高は前年同期比34%増の1,013.21億元(約1兆5,198億円)となり、前四半期からの力強い回復を示したとしている。

また、アリババグループの中国⼩売市場における GMV(流通総額)は、各消費者の年間消費⾦額が⼒強い成⻑を⾒せたことで安定的な増加となった。

このような堅調な成⻑は、購買頻度の増⼤及び新規ユーザーによる購買が主な原動⼒となっており、消費者のセグメンテーションと品揃えの拡充という戦略の成功を反映しているとの見解を同社は示している。

中でも、FMCG(⼀般消費財)、家庭⽤品、家電のカテゴリーが急速に成⻑しているとのことだ。

新型コロナウイルス感染症の影響下にあっても、海外の⾼品質なブランド品に対する消費者の需要は依然として根強く、海外旅⾏の制限もオンラインショッピングの増加に拍⾞をかけているという。

アリババグループ会長兼CEO ダニエル・チャン氏は「当期は素晴らしい業績となりました。これは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、消費者のライフスタイル及び企業の運営モデルのデジタル化が加速されたこと、そして当社がそれに伴う成長の機会をうまく捉えたことを示しています。」とコメントしている。

また、アリババグループ最高財務責任者(CFO)マギー・ウー氏は「当社の中国におけるコアコマース事業は、すでに新型コロナウイルス感染症流行前の水準まで全面的に回復しており、クラウドコンピューティング事業の売上高も前年同期比59%増となっています。引き続き中核事業を強化し、長期的な成長に向けた投資を継続していきます。」と述べている。

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