PayPayとWeWork Japanは、オフィスの役割を再定義し、PayPayの新オフィスを共同設計した。

PayPayの新オフィスは、WeWork Japanが8月に開設した「WeWork 神谷町トラストタワー」内に、2020年9月末完成予定。

従来のデスクワーク用の席数を約75%削減すると同時に、従業員同士が交流できるゾーンを複数設けることで、従業員がオフィスに物理的に集まるメリットを最大限引き出す設計になっているという。

また、PayPay新オフィスは、従業員一人一人が自由に働き方を選択することができるニューノーマル時代に適したアクティビティ・ベースド・ワーキング(ABW) を実現するため、4つの独立したゾーンを設けた設計としている。

・「コミュニティ & ソーシャル」
偶発的な出会いやコラボレーションが生まれるオープンラウンジスペース
・「アクティブ・コラボレーション」
対面ならではの深い議論やブレインストーミングに適したオープンワークスペース
・「ラーニング」
チームワークを高め、エンゲージメントを促すセミナーエリア
・「デスク・ワーク」
ソーシャルディスタンシングに配慮し、業務に集中できるデスク・ワークエリア

以前のPayPayは、オフィスでの勤務を基本とし、従業員が一堂に会して業務を行っていたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今後PayPayは、在宅での勤務を原則とし、作業のためのオフィス出社は不要になるという。

そのような中で同社は、社内外にいる従業員がシームレスなコミュニケーションがとれるオフィスが必要と考え、今後のオフィス戦略を以下のように定めている。

・オフィスの役割の再定義
・三密回避・安全確保
・共創・協働の実現

オフィスを「作業・商談の場」から「チームワークによる新しい価値を創出する場所、従業員のエンゲージメントを高める場所」とし、今回、一から設計したオフィスに移転することを決定するに至ったとのことだ。