インテルコーポレーションは、総額100億ドルのインテルの普通株式を買い戻すための加速型自社株式取得(ASR)契約を締結すると発表した。
これらの契約が完了した後、インテルは200億ドルの自己株式取得計画の一環として、合計約176億ドルの自己株式を取得するとしている。
ASR契約の条件によると、インテルは約1億6600万株の当初の株式引渡しを受け、最終的な和解は2020年末までに実施される予定であるという。
なお、同社が買い戻す最終的な株式数は、合意期間中のインテルの普通株の出来高加重平均株価から割引を控除し、調整を加えたものになるとのことだ。
インテルは、既存の現金リソースとのASR契約に基づいて、自社株買い戻しに資金を提供。2020年前半の強力な業績は、健全な流動性バランスに貢献したとし、これによりインテルは経済的不確実性の期間中に事業に投資する能力を与え、同時に配当や株式の買い戻しを通じて株主に資本を還元することができるという。
また、同社は、計画されている200億ドルの自社株買いの24億ドルの残高を完了し、市場が安定し次第、これまでの資本還元慣行に戻るとしている。