イオンと横浜市立大学は、相互の知見を活用した学生教育と社会連携を進めるため、「包括的連携協力に関する協定書」を締結したことを発表した。
同協定の目的は、 相互の知見を活用した連携協力事項を実現するため、学術・文化の振興と地域経済の活性化及び国際社会で活躍できる次世代型人材を育成し、該当者のその後のキャリア構築及び社会全体の活力ある発展に貢献することだとしている。
イオンは、次代を担う学生がグローバルに活躍し社会に貢献できる人材として成長するために、海外で事業展開するグループ会社での就業体験等を通じて、グローバル思考の醸成や企業としての社会的役割を学ぶ「イオングローバルインターンシップ」を実施している。
一方、横浜市立大学では、2018年4月データサイエンス学部を設置し、ビジネスの現場における実践的な学びの場の提供やデータの活用を通じて、新たな社会的価値を創造できる人材を育成しているという。
今回の協定締結により、データサイエンス分野での研究成果の事業への有効活用、相互研修による資質・能力の向上、インターンシップ及びキャリア教育等による次世代型人材育成に、協力して取り組んでいくとのことだ。
具体的には、横浜市立大学国際商学部を中心とした全学部生を対象に、イオンが実施するイオングローバルインターンシップへの参加機会を提供し、就業体験等を通じて、異文化理解やグローバル人材に必要な素養を身につける機会を提供。
また、イオンが講師を派遣し、横浜市立大学データサイエンス学部を中心とした全学部生に対して、イオンの様々な事業から得た知見に基づく講義を実施する。
両者は、今後もそれぞれが持つ人的・情報資源及びノウハウを活かした人材育成や共同研究などを通して、社会の発展に貢献していく方針を示している。