大日本印刷(以下、DNP)は、障がい者の活躍推進に取り組む世界的な活動である「The Valuable 500」の考え方や取り組みに賛同し、7月7日、同団体に加盟したことを公表した。

「The Valuable 500」は、2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)において発足した国際イニシアチブ。

ビジネスリーダーが自らの事業に対して、多様な人々一人ひとりの強みを活かしていくインクルーシブ(包摂的)な取り組みを推進し、改革を起こしていくことによって、障がい者が社会や経済に、より大きな価値を提供していくことを目的としている。

500社の企業の参加を目指しているなかで、8月16日現在、世界で300社以上、日本国内では19社の賛同企業が加盟しているとのことだ。

同社は、The Valuable 500に対し、以下のコミットメントを実施するとしている。

・障がい者一人ひとりが強みを活かして働ける多様な機会を提供。
・社員に研修を行い、インクルージョンへの理解を進め、誰もが活躍できる環境を構築。
・製品やサービスの開発に、障がい者など多様な人々が参画する「インクルーシブデザイン」を推進。

これらのコミットメントにより、社員一人ひとりの違いを尊重し、互いに受け入れ、その多様性を強みとして相互に掛け合わせることで、「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する」という企業理念の実現に努めるとのことだ。