ヤマトホールディングス(以下、YHD)とヤマト運輸(以下、YTC)は、「デジタル化された受取・返品システム」を提供するDoddle Parcel Services Ltd(以下、Doddle社)と提携し、ニューノーマル時代の新たなEC商品受け取りサービスを11月から開始することを発表した。
今回のサービスにより、EC購入者は生活導線上の受け取り拠点が拡大し、これまで以上に自身の生活スタイルに合わせて、気軽で簡単に荷物を受け取ることが可能になるという。
また、導入店舗は、「Click & Collectシステム」の専用端末を設置するだけで、早期、かつ簡単にサービス提供を開始できるとのことだ。
YHDとDoddle社は、3月に、日本において、デジタル化された利便性の高い新しい受け取りサービスを利用者に提供していくことで合意。
そして11月より同サービスを利用する「特定EC事業者」の受け取り拠点として参画する店舗に対し、Doddle社の「Click & Collectシステム」を導入し、サービス提供をスタートする。
EC利用者側のメリットとして、生活導線上にあるスーパーやドラッグストアなどの店舗がEC商品の受け取り拠点となることで、配達時間にしばられることなく、生活スタイルに合わせた荷物の受け取りが可能となることんどが挙げられるという。
ECサイトでの商品注文後にモバイルフォンに送信される二次元バーコードを店舗で提示するだけで、スムーズに荷物を受け取ることができ、 商品を受け取る店舗で利用できる割引クーポン等が取得できるため、荷物の受け取りと同時に、お得に買い物ができるとのことだ。
一方、導入店舗側のメリットは、EC商品を受け取れる新たな拠点となることで、荷物を受け取りに来た利用客のついで買いや、新規顧客の集客効果が期待される。
また 端末操作は簡単で、システムにはEC商品の保管場所を管理する機能が完備されているため、新たなシステム投資は必要無く、すぐにサービスの導入が可能という点がメリットとして挙げられている。
ヤマトホールディングスの代表取締役社長、長尾裕氏は「今後さらなる両社の連携を通じて、デジタルトランスフォーメーション(DX)をさらに加速し、ECに関わる全ての方々に最高の価値を提供するECエコシステムの構築を目指してまいります。」とコメントしている。