アートアワードトーキョー丸の内2020実行委員会は、9月10日から25日の期間、若手アーティストの発掘・育成を目的とした現代アート展「アートアワードトーキョー 丸の内 2020」(以下、AATM)を開催すると発表した。

今年で第14回を迎えるAATMでは、審査委員が全国の主要な美術大学・芸術大学・大学院18校の卒業修了制作展を訪問し、発掘したノミネート作品90点より、さらに厳選した25名のアーティストによる作品を展示。

術中デモクラシー/Initiation Ceremony 青山 夢
石貨の島と我が彫刻/The Island of Stone Money and My Sculpture
Photo:Nicholas Joseph Locke
石黒 健一

最終日の9月25日に審査員による最終審査を実施し、グランプリや審査員賞に加えて、期間中に一般のオーディエンスの投票により、受賞者を決定するオーディエンス賞などの各賞を決定するとのことだ。

また、今年の開催に関しては、新型コロナウイルス感染拡大の状況に鑑み、各会場の展示作品を撮影した画像を公式サイト上で公開。会場にいるように作品の温度感を味わいながら鑑賞できるよう、オンライン環境を拡充するとしている。

在宅でもアートに触れる楽しさを提供するとともに、14年間大切にしてきた新しい才能の発掘と活躍の場の創出を目的とする、アーティストへの支援活動を継続するという。

さらに、“ビール造りはアートである”という作り手の思いや信念を、“ARTFULLY CRAFTED”というコンセプトにのせて美味しさを伝えるアメリカンクラフトビール「ブルームーン」が同展覧会へ賛同。

これに伴い、「ブルームーン賞」を新設し、選ばれたアーティストは、2021年度ブルームーン招待アーティストとして、各種キャンペーンへ起用する予定となるとのことだ。

丸の内エリアでは今後も、エリア就業者・来街者とアートとを繋ぐ機会づくりに取り組むことで、文化・芸術にあふれ、訪れる人を触発するクリエイティブなまちづくりを発信していくとしている。