NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)とエイベックス・ビジネス・ディベロップメントは、AI映像解析ソリューション「COTOHA Takumi Eyes®」を活用し、コワーキングスペース「avex EYE」にて実証実験を、8月13日より開始すると発表した。
同技術は、NTT ComがAI映像解析ソリューションCOTOHA Takumi Eyes®の人物抽出技術をもとに機能拡張を行ったもので、施設内に設置した複数台のネットワークカメラの映像をリアルタイムに解析し施設の混雑状況を可視化する。
実験では、施設の入口付近に設置したカメラの映像から、人の出入り数をカウントし、施設内の滞在人数を把握する。滞在状況をモニタへ表示し、閾値を超えた場合は、警告文の表示やアラート音によって注意を促し、訪問者の入場を制限するとのことだ。
施設のエリア毎に設置したカメラの映像から予め指定したエリア内の混雑度を計測し、訪問者に向けて、施設全体とエリア毎の混雑状況を表示。
訪問者は、モニタ表示を見るか、事前にメール等の通知を受け取ることにより、施設内の混雑状況を確認してから施設を利用することができるという。
モニタに表示される利用状況の映像は、人物を匿名化(シルエット表示)しており、個人情報に配慮して表示することが可能とのことだ。
両社は、実証実験の結果を踏まえ、本技術の継続的な改善に取り組むとともに、ウィズコロナ・アフターコロナ環境に対応したニューノーマルなコワーキングスペースの実現を目指すという。