大塚製薬、新型コロナ抗原測定キット 9月1日から医療機関に向け発売

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大塚製薬は、デンカが製造販売承認を取得した国産の新型コロナウイルス抗原測定キット「クイックナビ-COVID19 Ag」を、体外診断用医薬品「クイックナビ™」シリーズの新製品として、9月1日より全国の医療機関向けに発売することを決定した。

なお、同製品は製造販売元のデンカが先行発売する。

クイックナビ-COVID19 Agは、ラテックス凝集法を原理としたイムノクロマト法を用いて、鼻咽頭ぬぐい液中の新型コロナウイルス抗原を検出する測定キット。

判定時間は15分で、判定ラインをコントロールラインは青色、テストラインを赤色の2色を用いて視認性を高め、迅速かつ簡便にわかりやすく判定することが可能になったという。

貯蔵方法は室温(2~30℃)で、有効期間は製造から12か月と一般的な医療機関でも扱いやすい製品とのことだ。

デンカでは、1日10万検査分の生産体制構築を予定している。

大塚製薬は、新型コロナウイルス感染症への対策を社会的責務ととらえ、デンカとともに同製品の提供等を通じて、国内の医療機関における臨床検査体制の構築と迅速かつ適切な診療に寄与していく方針を示している。

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